ネットワーク加盟店インタビュー

お客様の判断を大切に 決して無理強いをしない

会社を立ち上げてから、今年でちょうど20年になります。大学卒業後、不動産関係の会社で経験を積みながら、幅広い知識をつけさせていただきました。その後、故郷である伊万里市に戻り、満を持してゼロからスタートしました。

当時、地元の不動産会社は、日曜日を定休日にしているところが多かったと記憶しています。しかし、「それはいかんやろ」と思い立ち、開業当初から休日返上で日曜日も開店していました。

最初は賃貸、仲介、売買がメインでしたが、少しずつ信頼を積み重ねて今は賃貸住宅の管理も受託するようになりました。

現在、オーナー様は約60名、管理戸数は300戸強です。伊万里市の人口を考慮すると、規模拡大よりも、オーナー様とお客様双方の「満足」を最優先に考える経営を心掛けています。

お客様には、「こうしたほうがよいですよ」と一方的な提案をするのではなく、ニーズをくみ取りながら、よりよい方法を考えています。選択肢として、いくつかの情報を提示しますが、あとはお客様自身でご判断いただきます。無理なご提案を行うと、その時はよくてもしこりが残り、あとになって関係がぎくしゃくすることがあるからです。「決して無理強いをしない」が信条です。

また、相続や空き家などを含めたコンサルも行っていきたいと考えています。実際に事業承継などの相談も出てきており、家族構成などを把握する必要があります。保険会社や金融機関など周辺会社と組んでサポートしていきたいと考えています。

アパートも戸建てでも 月額負担はほぼ同じ

伊万里市エリアは、2,500万～3,000万円ほどあれば、土地代込みで家が買えてしまいます。特に今は低金利時代ですので、30年ローンが組めれば、月々の返済額は6万～7万円ほどで済みます。こうなると、アパートを借りるのとあまり変わらない計算になるため、持ち家を希望されるお客様は、価格帯の廉価な中古マンションや一戸建てを希望されるケースが増えています。

対照的なのが賃貸住宅です。家賃4万円台の物件の需要も根強くある一方で、初期費用を50万円近くかけても自分の気に入った賃貸マンションに住みたいという方もいます。東京から転勤で来られた管理職の方などは、家賃9万～10万円ぐらいのセキュリティを重視した賃貸物件を希望される方も多くいらっしゃいます。

ネットワークへの加盟で さらなる成長を目指す

この地域は、個人事業の不動産屋さんが多く、似たような不動産営業やサービスが恒常化しておりました。例えば、顧客へのサービス内容、各社の知名度、提携ポータルサイト、地主様との古くからの提携による物件確保などが挙げられます。変化する不動産市場でハウスメイトのノウハウを取り入れることにより、よりよいサービスの提供、新たな顧客の確保、ブランドPRによる会社の周知ができます。そして、様々な要望に対応できる企業力をつけることが、さらなる成長につながると考えました。

お客様への物件紹介は 建物のファンになることから

ハウスメイトの物件をご紹介するからには、弊社のスタッフがまずその物件のファンになることが大切だと考えています。また、お客様に電話する際は、物件のお話をするだけでなく、何げない世間話を大切にしています。そして、人間的にもお互いの顔が見える関係づくりを意識しています。そうすることで、お客様の人間性も垣間見ることができるので、その後の接し方が変わってくると考えています。

今年、開業20年を迎えることができたその立役者は、これまで頑張ってくれた社員とその家族たちです。彼らへの感謝を込めて、今年の夏は、「家族旅行」をプレゼントしました。オーナー様にとっての安心感は、いつも変わらぬ聞き慣れたスタッフの声だそうです。その期待にお応えすべく、弊社スタッフ共々、これからも地域のオーナー様やお客様のために頑張っていきたいと思います。