ネットワーク加盟店インタビュー
「OWNER'S WAY」2019年1月(新春号)掲載
有限会社懸城開発
常に地元への感謝と
社会貢献を念頭に
総合不動産業の強みを提案力で発揮
マネージャー 懸﨑 信彦
ネットワーク加盟効果で来店客の8割が女性に
会社を設立したのは2002年です。社長の懸㟢信男は、独立前の25年間、友人と共同経営で不動産業を営んでいました。そんな中、応援してくれるオーナー様や周囲からの後押しもあり独立したと聞きました。現在の管理戸数は900戸、オーナー様は50名程です。
2015年のハウスメイトネットワークへの加盟をきっかけに、女性の来店者が格段に増えました。インパクトのあるブランドカラーが女性の心に響くのでしょうか。全国的にも知名度のある会社ですし、もともと霧島市には加盟店がなかったこともあり、この看板を掲げてからはお客様の男女比が女性8割、男性2割になりました。
その影響で設立当初3名だった従業員は、現在では9名になりました。「従業員=家族」の信念の下、何事においてもみんなで協力し合っています。長く地元に生かされ、仕事を続けてきた会社ですから、今後も地元に根付き不動産を通して社会貢献ができるよう事業を展開していきたいです。
また、社員の意識改革にも力を入れています。地元鹿児島を代表する経営者である京セラの稲盛名誉会長の本を1ページずつ読み、社員がその感想を朝礼で述べています。常に話題を共有することで、お互いに助け合う気持ちや、会社への愛着も芽生えてきたようです。実際に営業が管理を、管理が営業をサポートするといった、持ちつ持たれつの良好な関係が築かれつつあります。
リフォームの必要性を視覚に訴えてアドバイス
オーナー様の年齢層は30~70代と幅広く、最近は長年お付き合いのあるオーナー様の世代交代が増えてきています。このタイミングでお取り引きが途絶えないように、事業を継がれるご子息とは密にコミュニケーションを取るように心掛けています。幸い当社は入居率が高いこともあり、後継者様が賃貸経営をやめるというケースは少ないほうだと思います。
また、貸し手市場から借り手市場に市況が変わる中、築古物件をお持ちのオーナー様には、改めて賃貸経営を「事業」と捉える視点の重要性をお伝えしています。
収益を求めるためにはまず入居率であり、その入居率を上げるためには「よい部屋を提供すること」という基本ロジックを説明します。その上で「これからはリフォームに特化していきましょう」ということを根気強く訴えています。
時間のあるオーナー様とは一緒に食事へ行ったり、言葉だけの説明では難しい場合には、2~3時間かけてリフォーム物件を見ていただいたりしています。現状維持にこだわるオーナー様の目に直接訴えることで、考え方が柔軟になることも多いのです。
厳しい価格競争をトータルな提案で
賃貸を希望されるお客様は、1,000円、2,000円単位で家賃にこだわる傾向が強くなっています。そんな中、不動産会社が自分で自分の首を絞めることだとはわかっていても、家賃以外の初期費用の値引き合戦に入っています。入居率を上げるためにご入居者の取り合いが過熱し、今や敷金、礼金なしだけではなく、家賃1カ月フリーレントも当たり前となり、オーナー様だけでなく、当社としても大きな打撃です。
ここ最近は、消費税が2019年10月1日に上がる影響で、駆け込みで家を買われる方が増えています。霧島市は70坪の土地で500万~600万程と安価なので、新築売家でも2,000万~3,000万円半ばが相場です。ファミリータイプの家賃相場が6万5000円前後なので、家賃を払うよりローンを組んだほうがよいと購入される方も増えています。
当社は不動産全般を手掛けており、お客様へのトータルな提案が可能なことが強みです。売買に関しては、賃貸と一緒で予算の上限の中でご提案していく形ですが、中古住宅の数が少なく、仮に出てもすぐに売れるので、土地を押さえて安い家を建てる人も増えてきています。例えば新築でも1500万~1600万で買える家もありますので、幅広くお客様のニーズに合った物件をご紹介するようにしています。
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